皮膚トラブル(~0歳01ヶ月)

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湿疹

 1ヶ月検診で最も多い相談は湿疹です。新生児の肌はみずみずしく綺麗というイメージがありますが、実際はほとんどの新生児に乾燥や湿疹がみられます。新生児ざ瘡というニキビが多いのもこの時期の特徴です。沐浴で皮脂をしっかりと落とし、すすぎを十分に行い、保湿剤でケアすることで改善する場合があります。ちなみに、保湿剤を塗る量は皮膚科で実際の量を見せてもらうことをお勧めします。結構多いです。

参考リンク
http://www.seichokai.or.jp/fuchu/dept/page.php?ct=MQ==&sc=Ng==&no=MTU2#lc01
https://margaret-kodomo.jp/qa_health_check/
http://halproject01.blogspot.com/2016/10/blog-post_16.html
http://halproject01.blogspot.com/2014/08/blog-post_21.html
http://www.sukusuku.com/contents/qa/31511
https://www.sukusuku.com/contents/qa/8644
https://www.sukusuku.com/contents/qa/8647
https://www.sukusuku.com/contents/qa/21950
https://www.sukusuku.com/contents/qa/31519
https://www.sukusuku.com/contents/qa/49730
http://www.nhk.or.jp/sukusuku/p2016/658.html

 アトピー性皮膚炎の家族歴がある新生児では、生後三週間以内から一日一回の全身保湿を行うことで、アトピー性皮膚炎の発症を3〜5割減らすことができるという研究結果もあるようです。

参考リンク:
https://www.ncchd.go.jp/center/activity/kokoro_jigyo/manual.pdf

皮膚炎と沐浴の関係

 新生児の皮膚炎の原因の一つが、沐浴時の石けんのすすぎ不足です。別ページにまとめています。

〜0歳01ヶ月 沐浴 参照

ステロイド外用薬

 湿疹にはよくステロイド外用薬が処方されます。名前で拒否感を持つ人もいるかもしれませんが、アトピーに進行させない/治療するためには現時点で最も効果的な方法ですし、飲み薬や注射のステロイドと違い、副作用はほとんどありません。病院で処方されたときには、塗る量(少ないと長期化します)・塗布回数・どうなったらやめるか(改善したように見えた時に止めるとぶり返します)を十分に確認して指示通りに塗るようにしましょう。十分に説明してくれない医師も多いため、説明がない場合はこちらから質問する必要があります。皮膚の状態は刻々と変化し、対処方法も変わるので、できる範囲でこまめに受診しましょう。

参考リンク:
https://www.buzzfeed.com/jp/kentahorimukai/steroido-1
https://www.buzzfeed.com/jp/kentahorimukai/steroid-2
https://www.kyudai-derm.org/atopy/patient/03.html
https://twitter.com/i/moments/900036038592126976
http://halproject01.blogspot.com/2014/09/blog-post_29.html
https://togetter.com/li/479679
https://www.sukusuku.com/contents/qa/31525
https://www.sukusuku.com/contents/qa/31522

 塗り方はワンフィンガーチップユニットと言われており、大人の人差し指の第一関節までの間(2cm=0.5g程度)にチューブから出し、その量を大人の手のひら2枚分の面積に塗るのがちょうど良いと言われています。

参考リンク:
https://www.maruho.co.jp/kanja/atopic/external/
https://www.sukusuku.com/contents/4134

 ちなみに、皮膚の炎症は小児科よりも皮膚科を受診したほうが良いと思います。処方できる薬の種類が多いので最適な薬を出してもらえますし、小児科は風邪や胃腸炎などに感染している患者もいますので感染リスクが高いです。

とびひ

 5月ころから夏にかけて流行する皮膚の感染性です。アトピーや傷があると感染しやすいです。虫刺されや湿疹を掻きつぶして感染し、患部を掻いた手で他の部位を掻くことで感染が広がっていきます。抗生物質があるため早めに受診しましょう。虫除けは年齢制限がある場合があるので注意して使用してください。

参考リンク:
http://jspd.umin.jp/qa/02_tobihi.html
http://www.sukusuku.com/contents/11237

紫外線対策

 3ヶ月くらいまでは、紫外線による肌荒れや感染症の心配、首が据わっていないこともあるので、日中無理に外に連れ出さず、天気の良い日に窓を開けて外気浴をするか、日差しの弱い時間に数分間日差しにさらす程度が良いそうです。外出する場合は以下のような注意が必要です。

・日差しの強い10:00-14:00は外出を避ける
・日陰を選んで行動する
・皮膚の露出が少ない服装をさせる
・1歳くらいまでは日焼け止めは極力塗らない(皮膚が弱いため)
・アスファルトからの照り返しが強い場合はバスタオルなどで覆う(ベビーカー等の場合)

参考リンク:
http://jspd.umin.jp/qa/03_uv.html
https://www.sukusuku.com/contents/5118
https://www.sukusuku.com/contents/11239
https://www.fukushi-nijinokai.net/relays/download/31/91/21/130/?file=/files/libs/130/201903131550185183.pdf

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2019年11月21日〜0歳01ヶ月

Posted by 2dice